9-11 May 2025
予選Q1ではトップから2.145秒差の12番手、最後尾からのスタートが決まったが、スプリントではオーバーテイクなども披露し16位でフィニッシュ。レースペースも改善し、テストライダーとしての役割も果たした。
迎えた決勝日は朝方から雨が降り、朝のウォームアップ走行および決勝レースはウエットコンディションでの走行となり、前日までとは異なる路面での走行となった。
決勝レースは開始早々から赤旗が掲示され、サイティングラップでは14台がマシンを乗り換えるためにピットインするなど大波乱の中で、中上はリスタート後からピットに入ることなくレインタイヤを履き続け、序盤にトップ10圏内まで順位を上げることに成功する。
レースが進むにつれ雨が強まる状況下でも終盤まで8位をキープし続け、最後まで順位を守り切ってチェッカーを受け、6位でフィニッシュした。
「優勝したザルコ選手の活躍を心から嬉しく思います。彼の母国GPでこのような結果は素晴らしいことです。
決勝レースはレインタイヤで走るという決断をし、クラッシュやオーバーランしないよう自分の仕事に集中することを心がけました。ウェットでの調整のために重要なデータが得られました。
スタートはピット作業で混沌とし、多くの人がマシンを乗り換えていて、状況を理解するのがとても大変でした。レースは長かったですが、本当に楽しめました。
トップ6は信じられない結果で、全く予想外の結果でしたが、今年だけでなく長年にわたり全力を尽くしてきたテストチームにとって、最高のご褒美です。このような機会を与えてくれたホンダHRCに感謝します。」